アムール＆シベリアキャビア各10g（缶・化粧箱付）【60サイズ】

「国産」フレッシュキャビア

世界三大珍味の一つとされるキャビアはチョウザメからとれる卵です。天然記念物オオサンショウウオが生息する清流が流れる島根県邑南町では、この清流を利用し、チョウザメを養殖・育成し、国産キャビアをつくっています。
フレッシュさを楽しんでいただくために「低塩分濃度（約3％）」の加工のみ。
キャビアのクリーミーな食感と甘味をそのままで楽しんでいただけます。

素材本来の味を

魚を探すところから製造・出荷まですべてを手作業で行っています。
弊社は魚種ごとに、さらには1本1本製造している為、魚種ごとの食べ比べを楽しむことができます。
国産ならではの低温殺菌をしないフレッシュキャビアで、素材本来の味を活かした低塩分仕立になっています。キャビアの余韻をお楽しみください。

2005年：チョウザメ養殖スタート

建設業の小林建設がチョウザメ養殖、キャビアの製造・販売を始めたきっかけは、当時の建設業界の不況です。2001年以降、公共事業費がカットされ地方の会社では廃業や雇用減少が 出始めていました。このままでは、 経営困難の恐れがあった為、この状況 に歯止めをかけるべく、何か珍しく印象強い新たな事業ができないかと ネットで調べていると「チョウザメ」という文字を目にし、「これだ!」 と思い、 本格的にチョウザメ養殖をスタートしました。

失敗の連続

養殖事業開始後は建設業という事もあり、工事で出た廃材等を利用し池を作る事はスムーズに進みました。しかし、飼育を開始するいなや、しばらくは順調に育っているように見え たものの、日に日に弱り死んでいく個体が増えていき最終的には仕入れた稚魚がほぼ全滅状態となった時期もありました。

待望のキャビア製造・販売

「キャビア」といえども、つくれば売れるというものではありませんでした。最初の2～3年はサンプル提供や商談会等で認知度を高めることに精一杯で収入を得る事は困難でした。また、製造技術が未熟なために 解凍時にドリップが多く出てしまったり、卵が潰れていたりと課題が多く、お客様から納得してもらえる商品がなかなか提供できず、契約に至らなかった事もありました。そんな課題だらけの中、チョウザメ養殖開始当初からアドバイスをいただいていた方に相談したところ、細かく技術指導していただき、その指導を元に自社なりに工夫を凝らすことで、一つづつ問題を解決していき年々と良いキャビアが採れるようになりました。

2014年：新たな決意・株式会社セレビアを設立

少しずつ起動に乗り始めた頃、年々と各地方でもチョウザメ養殖への新規参入が増えてきておりました。当社の養魚場は小規模の為、将来的に生産量において他社に太刀打ちできない可能性があると考え、他社と異なる魚種、かつ高級で高品質なキャビアを生産する事で独自の販路を開拓できるのではないかと思い、 他社ではあまり養殖されていない「アムールチョウザメ」の種苗生産を 開始することとしました。しかし、すぐには成功に至らず失敗が続く中、2016年に孵化に成功!
種苗生産に挑戦するとともに、キャビアの販売も少しづつ取引先が増えてきた一方で、土建会社の片手間という印象があるとの事で取引に至らない事も出てきた為、思い切って分業しようという事で株式会社セレビアを設立しました。

2017年：セレビアキャビアとして販売開始

2016年の孵化成功を機に、 キャビアの製造・販売をセレビアに完全移行し、小林建設は養殖業に専念する事としました。そして現在、小林建設では2016年アムール孵化の成功を機に数種類の孵化にも成功しております。
また、セレビアでは土建会社のイメージが解消された事で取引数も増え始め、現在では 全国各地の百貨店や飲食店、 個人のお客様よりご注文いただけるようになりました。 両社互いに切磋琢磨し、更なる品質向上に加え新商品の開発にも取り組んでおります。